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相手に対する感情をコントロール

相手に対する感情をコントロール

前回のブログ「相手の気持ちになって考えてはいけない?」のなかで、

・人は見た目こそ同じような形をしているが、中身は全く違うこと。

・「自分がどう思っているか」ではなく、「相手がどう思っているか」を考えてあげること。

・そうすることで、他人との関係が上手に築くことができること。

このような内容について書かせていただきました。

ですが、「そんなことは頭の中では分かっているけど、実際に行動できない」という意見も多いかと思います。

そこで、今回はちょっとした考え方の切り替えで、相手に対する感情をコントロールする方法について、

ちょっとした例をあげてご紹介します。

 

まず、「夜中に急に泣き出した赤ちゃん」と、「それを寝かせつけようとする母親」がいるとします。

母親が一生懸命あやしてもいっこうに泣き止まず、むしろ泣き声が大きくなっています。

イライラしてきた母親は、ついに限界を迎え「なんで寝てくれないのよ!」と怒り出します。

それによりは、赤ちゃんはさらに大きな声で泣き出し、

どうして良いのか分からなくなった母親も、ついには泣き崩れてしまいました。

 

こんな状況は、実際に多くの家庭で起きていることだと思います。

では、なぜ母親はこのような行動を取ることになってしまったのでしょうか。

 

それは、母親が「赤ちゃんが泣いている本当の理由が分かっていないのに、

自分の考えが思い通りにいかないことを不快に感じているから」だと思います。

そもそも「相手の行動に不快にさせられる」とよく聞きますが、

本当は「相手の行動が、自分の思い通りいかないことに不快にさせられる」が正しいのです。

不快なのは相手の行動ではなく、自分の頭の中だということです。

つまり、母親には「丁寧に赤ちゃんをあやしたら”常識的に”泣き止むだろう」という考えがあって、

それが「こんなに丁寧に赤ちゃんをあやしているのに、泣き止んでくれないのは”常識的じゃない”」

という考えに変わってしまうことがイライラの原因になっているのです。

しかし、このように物事が自分の思い通りにいかないことを不快に感じてしまうのは、

人であれば当然の反応だと思います。

 

では、どうすればこんな不快な気持ちを解消することができるのでしょうか。

それは、「自分の常識や心境で相手を推し量って、相手の常識や心境を考慮しない」考えから、

「自分の常識や心境は頭の片隅に置いて、相手の常識や心境を考慮してあげる」ことへの

切り替えが必要となってきます。

ですが、当然のことながら、相手の常識や心境を簡単に理解することはできません。

気軽に聞き出せる状況ならともかく、赤ちゃんや不安定な心境の人から情報を得ることは困難です。

 

そこで重要になってくるのが、相手から不快に感じさせられることがあった場合、

「相手にとって、辛く不幸な常識や心境を勝手に想像してあげる」ことです。

今回の例では、子供が泣き出した原因について、「もしかしたらとても怖い夢を見ていたのかもしれない」、

「目に見えない身体の不調をうったえているのかもしれない」と想像することができます。

そう考えると、さっきまでのイライラしていた気持ちではなく、

「もっと丁寧に赤ちゃんの様子を見ながら、不安を取り除くように接してあげないといけない」

という感情(愛情)が生まれてくるはずです。

相手の気持ちを考慮した上手な接し方

相手の気持ちを考慮した上手な接し方

このように相手への感情をコントロールすることで、

相手の気持ちを考慮した上手な接し方ができるようになるのです。

これが、他人との関係を上手に築くことに重要な役割を果たします。

 

今回は、赤ちゃんと母親という例で紹介しましたが、これは相手が大人になっても同じです。

例えば、仕事で部下にいつもイライラしている上司がいたら、

「もしかしたら子供の頃に受けたイジメが原因で、対人関係へのトラウマがあるかもしれない」、

「もしかしたら家庭が上手にいかず、情緒不安定になっているのかもしれない」

といった相手の常識や心境を考えてあげることで、ずいぶん気持ちが楽になります。

相手が不快だからといって、自分も不快になる必要はないのです。

相手の不快に自分を合わせていたら、それだけ人生を損をしていることになります。

感情は、考え方と訓練で、ある程度まではコントロールすることができると思います。

些細なことでイライラする人生よりも、些細なことでワクワクした人生を送りたいものです。

人生を楽しくするためにも、自分の感情を上手にコントロールしていきましょう。


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