人には大抵「嫌いなこと」があります。
ですが、その物事を本当によく知ったうえで、
嫌いと決めていることは意外と少ないと思うわけです。
メディアや噂などの、ある側面から見た情報だけを鵜呑みにして、
嫌いと決めていることが多いと思いませんか?
よく知ったうえで、嫌いと思うならまだ理解できますが、
知らないのに嫌いになってしまうのは勿体無いことだと思います。
好きという感情は心を裕福にし、嫌いという感情は心を貧しくします。
ですから、好きが多い人生は楽しく、嫌いが多い人生は辛いのです。
それなのに、人はなぜか嫌いになりたがろうとします。
人伝えで聞いた噂だけで、その人や物を嫌いだと思ってしまうのです。
好きから入れば、もっと人生が楽しくなるのに...
例えば、中国や韓国のことを悪く言う人を見かけたりしますが、
その多くはメディアの情報に流され、まともに接したことも無いのに、
勝手に嫌いだと決めつけているのです。
そういう私も、以前はそういった情報に流される傾向にありました。
ニュースの一部を切り取って、悪く言っていたことがあったのも事実です。
ですが、偶然出会った留学生の中国人・韓国人と話をする機会があり、
そこで、日本が大好きで、日本のために働きたい、
日本と母国を繋ぐ仕事をしたいという話を聞いたときには、
すぐに中国や韓国のことが好きになってしまったわけです。
このように、人は単純なきっかけで好き嫌いが変わってしまうのです。
つまり、好きから入ると決めていれば、好きになるのは簡単ということです。
そして、好きをたくさん作ることで、自分の心を裕福にして、
人生を楽しくしていくことが「自分の意思でできる」ということでもあります。
そうはいっても、周りからは日々悪い情報がたくさん入ってきます。
愚痴や否定的な話を聞かされることもあるでしょう。
ですが、そこをあえて「好きから入る」と決めて真に受けず、
良い部分を見ることができる力を身につけていきましょう。
好きが1000個、嫌いが10個の人生と、好きが10個、嫌いが1000個の人生、
どちらが楽しいか考えてみてください。
人生、好きから入って、「自分の意思で楽しく」していきましょう。
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