誰しも同じ「1日」という名前の「引き出し」を持っています。
その大きさは決められており、標準で6×4の24箇所に分かれる仕切りがあります。
大切なモノを入れることもできますし、ガラクタを入れることもできます。
また、モノを入れないでカラにしておくことも可能です。
仕切りを増やし、入れられる個数を増やすことはできますが、
それぞれのスペースが小さくなることになります。
大きなモノを入れようと思えば、仕切りを減らす必要があります。
つまり、どうやって仕切り、そこに何を入れるかで、
その「1日」という引き出しの価値が決まってくるということです。
必要なモノを入れたいと考えた場合は、どうしても今まで入っていたモノを
捨てないといけません。
引き出しの大きさは、絶対に変えることができないため、
何を入れて何を捨てるのかが重要になってきます。
そのために、仕切りの数をどのように変更するがも重要です。
大きなモノを入れるためには、これまで入れていたモノを沢山捨て、
仕切りの数を減らすことが絶対条件です。
そこには大切だったモノも捨てる苦渋の選択が求められます。
ですが、そこを捨てない限りは、大きなモノは入らないのです。
人は、大切なものをそう簡単には捨てられません。
そのため多くの人が、大きなモノを入れることを諦めてしまうのです。
人によっては、大きなものを分解して小分けに入れる人もいます。
ですが、分解したものがすべて入るまでには、
既に入っているものが不要になるまでの期間が必要となるわけです。
それでは、すべてが入る前に、外に出していたものが傷ついたり、
ときには紛失してしまう結果を招くことなってしまいます。
「1日」とう引き出しは、有限です。
そこに何を入れるか、何を捨てるかでその価値が決まります。
大きなモノを入れるには、大切なモノでも捨てる勇気と覚悟が必要です。
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