人の悩みを聞くときに、どうしても解決したくなる。
なぜなぜ?と事象について追究させて、根本的な原因を引き出し、
その原因について、解決案を複数提示する。
今まで人から相談を受けたときは、そのように対処してきた。
ですが最近は、こちらが解決しようとするのではなく、
相手に自己解決させるための気づきを与える方法を学んでいる。
聞き方もなぜなぜ?ではなく、同意と共感の中で、相手に自然に経験を語らせて、
その中で相手自身が気づくようにうながしてあげるのです。
確かに、こちらが先入観や固定観念を持って問題を決めつけ、
その解決方法を押し付けるように提示する方法よりも、
相手自身で答えを導き出す方が望ましい答えになるわけです。
ですが、そんな話の聞き方は今まで考えたこともなかったので、
なるほどと思える反面、自分で上手にできるのかという不安もある。
普段通りに話を聞いていると、どうしても自分で解決したくなってしまう。
これができるようになるには、最初はとにかく意識することしかないと思う。
それを繰り返しているうちに、自然に対応できるようになってくるはずです。
正直、この歳になって今までとは違う聞き方を覚えるとか考えてもみなかったので、
変わることに抵抗があるのは否定できないが、それをどうにか乗り越えて身につけたい。
それにより、自分の幅が広がるのは間違いないのだから。
人は、歳を取ると変われないと決めつけがちだが、
その決めつけこそが変われない原因になっていると思う。
変われると信じて、努力すれば人は必ず変われるはずです。
まずは、否定的な考えを捨てて、肯定的に取り組んでいくこと。
変われないと決めるのではなく、変わると決めることです。
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